「できるだけ費用を抑えてリフォームしたい」と考えている方は多いでしょう。
リフォームは、工夫次第で費用を抑えることは可能です。ただし、安さだけを追求してリフォームすると後悔する恐れもあります。
本記事では、費用を抑えつつ、満足するリフォームができる方法を解説します。
リフォームを検討している方は参考にしてください。
リフォームを安くする方法5選
リフォームを安くする方法にはいろいろありますが、ここでは特に効果の高い方法として、以下の5つの方法を紹介します。
・予算を決めておく
・相見積もりを取る
・リフォーム工法や設備を工夫する
・利用できる補助金や減税制度を探す
・リフォームできる場所は同時に行う
できるだけ自己負担を抑えてリフォームしたい方は、参考にしてください。
予算を決めておく
リフォームを安くする方法のなかで最も重要なのは、予算を明確に決めておくことです。リフォームにはいろいろな方法があり、同じリフォームでも使用する設備によって費用が変わってきます。
明確に予算を決めておけば、リフォーム会社や工務店も提案しやすいだけでなく、予算オーバーも防げるでしょう。
ただし、あまりにも予算が低すぎても選択肢が狭まります。予算を決める際は、希望するリフォームの相場を調べたうえで金額を設定しましょう。そうすれば、費用を抑えつつ理想に近づけたリフォームが可能です。
相見積もりを取る
相見積もりとは、複数のリフォーム会社に見積もりを依頼して比較検討する方法です。リフォームを行う際は、相見積もりの実施が一般的であり、リフォーム会社も広く推奨しています。
相見積もりを行えば、リフォームの相場だけでなく、業者の特徴もある程度わかります。見積もりの内容がわかりやすく、業者の説明も丁寧な会社は優良と判断していいでしょう。反対に見積もりがわかりにくく、業者に説明を求めても理解が難しいところは、おすすめできません。
また、相場より高すぎる業者はもちろんのこと、相場よりも安い業者も避けたほうが無難です。加算前提であったり、必要な工事を行わずに価格を下げたりしている恐れがあるためです。
リフォーム工法や設備を工夫する
リフォームのやり方や設備を工夫すれば、自己負担を抑えて安くできる可能性があります。例えば、キッチンや浴室は、グレードによって値段が数万~10万円以上変わってきます。安くリフォームを行いたい場合は、シンプルな設備を選びましょう。
また、新製品が出る直前や発売された直後は、従来のモデルが値下げされる可能性もあります。そのような設備を利用すれば、高機能な製品でもお得な価格で購入できる場合もあります。詳しくは、業者に相談してみましょう。当社でも設備のグレードに関する相談を承っています。
利用できる補助金や減税制度を探す
国や自治体では、一定の条件を満たすとリフォームに補助金が出る場合があります。例えば、家の断熱効果を上げるリフォームや、3世代同居のためのリフォームをする場合など、利用できるリフォームの補助金は数多くあります。
また、自治体によっては首都圏から自治体に移住し、就職したり起業したりする場合はリフォームの補助金を出してくれるところもあるでしょう。例えば、親の住んでいる県にUターンをして同居するといった場合、リフォーム費用の補助が出る場合もあります。
補助金によっては100万円単位の額が支給されるものもあるので、ぜひ活用してみてください。
リフォームできる場所は同時に行う
水回りをはじめとしたリフォームでは、まとめて行ったほうが別々に行うよりも安くすむ場合もあります。リフォームを検討している場合、まずはリフォーム業者に家の中を点検してもらい、リフォームしたほうがよい箇所を教えてもらいましょう。
一括でリフォームすると一時的な出費はかかりますが、時間差で複数のリフォームを実施するのと比べると、トータルではお得になる場合もあります。
当社でも、一括リフォームに関する相談を承っています。水回りなど複数の箇所のリフォームを検討している方もご相談ください。
費用を抑えてリフォームする際の注意点
安い費用でリフォームができれば、得られるメリットは大きいですが、注意点もあります。ここでは、費用を抑えてリフォームを行う際の注意点を紹介します。安さ以外に抑えるポイントも紹介するので参考にしてください。
安さだけで業者を選ばない
「施工費用が安い」ことを強みにしている業者は数多くいます。しかし、安さだけで業者を選ぶと、後悔する恐れもあるため注意が必要です。業者を選ぶ際は、安さだけでなく施工実績や口コミも確認してください。実績が豊富で口コミが優良な業者は信頼できます。
なお、「今すぐ契約すればリフォーム費用を大幅に値引きする」などと、契約を急かす業者は利用しないほうがいいでしょう。契約を急かす業者は、後で追加費用を請求したり工事がいいかげんだったりする恐れがあります。
譲れないポイントをはっきりさせておく
安さだけを重視するあまり、リフォームする目的をないがしろにしてはいけません。何のためにリフォームするのか、譲れないポイントを明確にしておきましょう。また、どうしても行いたいリフォームの相場を事前に調べておくことが重要です。
例えば、実施したいリフォームの相場に比べて、あまりにも低い予算しか確保できないと、どれほど工夫しても「予算内に収まらない」といった場合もあるでしょう。リフォームローンを検討するなどして、相場通りの予算は確保しておくことが大切です。
補助金を利用する際は条件を確認しておく
補助金を利用するには条件があります。また、補助金のなかには予算に上限があり、上限に達すると、実施期間中でも早期終了する可能性もあるでしょう。補助金を利用したい場合は、利用できる条件と、予算、利用状況なども確認してください。特に年度の終わりにリフォームしたい場合は、利用できる補助金が限られる場合もあります。
なお、補助金によっては特定の業者を利用するのが条件になっている場合もあります。そのため、補助金の利用はリフォーム業者に相談してみましょう。当社でも、補助金に関する相談を承っています。
リフォームが安くなる条件について
リフォーム工事は時期によって値段が変動することはありません。しかし、業者によってはキャンペーンを実施し、その期間中はお得にリフォームができる場合もあります。タイミングが合う方は、キャンペーンを利用してもいいでしょう。ただし、キャンペーンをたてにして、早急な契約を求める業者は信用できません。
キャンペーンは、ホームページや広告などで告知されます。したがって、リフォームを依頼したい業者がある場合は、こまめにホームページをチェックしておきましょう。
まとめてリフォームすると安くなる箇所2つ
まとめてリフォームすると安くなる箇所には、水回りのほか外壁塗装や屋根塗装があります。屋根や外壁は、風雨にさらされている分、劣化しやすい傾向があります。また、外壁塗装や屋根塗装と一緒に修理をしたりリフォームをしたりすることも可能です。
また、水回りは業者によっては3点セット、4点セットといったパッケージ商品が販売されています。「お風呂・トイレ・洗面所」「お風呂・洗面所・キッチン」など、自由に組み合わせられる場合もあるので、まとめてのリフォームを検討している場合は調べてみてください。
なお、複数箇所のリフォームは大規模になりがちで、一時的な引越しが必要なケースもあります。リフォーム会社と相談しながら、まとめられるリフォームを選びましょう。
まとめ:リフォームを安くする方法は工夫次第で多岐にわたる| 安さ以外にも注目しよう
リフォームを安くする方法は工夫次第で多岐にわたります。。ただし、安さだけに注目してはいけません。安さを最優先にすると、リフォームはできても不満が残る結果になる可能性もあります。
リフォームする目的を明確にし、そのためには予算の目安をいくらに設定すればいいのか考えたうえで検討していきましょう。
Q:補助金のほか、国が行っているリフォーム補助はありますか?
A:条件によっては減税が利用できる場合があります。詳しくは税務署に相談してみてください。
Q:DIYすれば安くすみますか?
A:初心者がDIYでできるリフォームはごくわずかです。無理をせずに業者に相談してください。